The Seal Lounge Chair - Audo Copenhagen
Ib Kofod-Larsen
(ザ・シール ラウンジチェア - イブ・コフォード・ラーセン)
1956年に Ib Kofod-Larsen が発表した The Seal。なめらかに流れる曲線と、身体をやさしく包み込む座り心地が特徴のラウンジチェアです。有機的なフォルムと洗練されたプロポーションは、デンマーク・ミッドセンチュリーを代表する名作として知られています。
イブ・コフォード=ラーセン(1921–2003)は、1950〜60年代にはすでに国外のメーカーから次々と依頼を受ける名の知れた存在でしたが、母国デンマークではウェグナーら同時代の巨匠の陰に隠れがちでした。有機的でやわらかな曲線と隅々まで行き届いた均整、長く座るほどに実感する心地よさを控えめな佇まいに宿らせたその仕事は、いま Audo Copenhagen による復刻を通じて、時代を超えた美しさとしてあらためて高く評価されています。
この一脚は、ラーセンのデザインした椅子でも代表作の一つです。木の枠の中に、浮かぶようにシェルが包み込まれた姿が目を惹きます。はじめて目にしたとき、この椅子のもつ不思議な軽やかさを感じる人も多いはず。座面と背を包むシェルは、無垢材を使用して彫刻的に組まれた枠にそっと預けられ、どこにも無理な力が入っていません。重みのある素材でつくられていながら、佇まいは軽やかさがあります。この重さを感じさせない確かさこそが、この椅子のいちばんの美しさです。
斜めに流れる脚と肘、身体を受け止めるやわらかな張り。ひとつひとつの線は、どこから眺めても途切れることなく、ゆるやかに次の線へとつながっていきます。控えめでありながら、近づくほどに細部の丁寧さがみえてきます。北欧の黄金期を知る家具に共通する、やり過ぎない上品さがあります。
名前の由来は、海辺の動物(シール=アザラシ)ではなく、スウェーデンの雪山の地名「Sälen(セーレン)」。遠い冬の景色を名に持つこの椅子は、腰を下ろした瞬間、深く落ち着いた時間へと誘ってくれます。読書のひととき、窓辺で過ごす午後、一日の終わりの静けさ。長く座ることを、ただ心地よいものに変えてくれる一脚です。
半世紀以上前に生まれた意匠でありながら、時代を感じさせることはありません。その時代らしさを纏いつつ、同時にどの時代にも属さない。The Seal は、そうした稀有な椅子のひとつです。
<名称の経緯>1956年、コフォード=ラーセンはスウェーデンのOPE Möbler(オーペーイー・モブラー)から椅子の制作を依頼され、スキーリゾートにちなんだ「Sälen(セーレン)」が生まれ、のちに「The Seal(ザ・シール)」と改名されました。Sälen(セーレン)に由来し、殻が無垢材の枠の中に浮かんでみえる、軽さと安定感を併せもつ椅子ですが、アザラシのような美しい曲線が愛称としてシール=アザラシと呼ばれるのもある意味自然かもしれません。
本商品は Japan Collection(国内在庫)仕様です。国内在庫品は1-2週間でご用意いたします。納期6-7か月程度のデンマーク受注生産品は、お好みの張り地で発注することができます。
The Seal Lounge Chair
Ib Kofod-Larsen | Audo Copenhagen
ベース:オーク材/ウォルナット材
本体:張り地(ファブリック・レザー)
Denmark | 1956
サイズ
ローバック:W874 × D770 × H729 mm
納期:国内在庫品は1-2週間以内に出荷いたします。
欠品の場合は別途ご案内いたします。
お急ぎの場合は、予めお問い合わせくださいませ。
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The Seal Lounge Chair
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