Pagode Sofa - Audo Copenhagen
Tove & Edvard Kindt-Larsen
(パゴダ ソファ - トーヴェ&エドヴァルド・キント=ラーセン)
1956年、コペンハーゲン家具職人組合の展示会で、親方である家具職人 Thorvald Madsen (トーヴァル・マドセン)の工房のブースに初めて並んだ Pagode Sofa。手がけたのは、デンマークを代表する建築家・デザイナー夫妻 Tove & Edvard Kindt-Larsen です。その名は、アジアの寺院建築「パゴダ(仏塔)」に由来します。
V字に組まれた繊細な木の脚、低くほとんど水平に伸びるアーム、そして身体を包み込むように立ち上がる高い背もたれ。今みてもなお感じるほど、当時としては前衛的で芸術性の高い造形でした。装飾を削ぎ落としたシンプルなかたちの中に、寺院建築を思わせる凛とした表情が宿り、軽やかで端正な佇まいは、いまの空間にも自然に馴染みます。ふっくらとした張りと木部の緻密な仕事のコントラストがあり、この一台ならではの美しさをもっています。
エドヴァルド(1901–1982)とトーヴェ(1906–1994)は、ともにデンマーク王立芸術アカデミーで、デンマーク近代家具の父と呼ばれるコーア・クリントに学びました。1937年に結婚し、1945年にはコペンハーゲンに共同の設計事務所を設立。家具にとどまらず、銀器やジュエリー、テキスタイル、照明まで幅広く手がけ、1930年代から60年代にかけてデンマークデザインの発展を牽引しました。
エドヴァルドは1943年から1966年まで家具職人組合展示会の企画・構成を担い、デンマーク家具の黄金期を形づくった展示の数々を世に送り出しました。その功績により、1949年にはデンマークの芸術家に贈られるエッカースベア賞を受けています。トーヴェはデンマークで最初期に名を馳せた女性デザイナーのひとりで、結婚前にすでに家具職人組合のコンペで1等を獲得し、籐家具やテキスタイルでも先駆的な仕事を残しました。賞に名が記されるのはエドヴァルドでしたが、展示も家具も、ふたりが一体となってつくり上げたものだと広く認められています。
夫妻は、決まった組み合わせで揃える「家具セット」ではなく、暮らす人の好みや用途、その時々の気分に合わせて一つひとつ選び、組み合わせていける家具を提案しました。それはデンマークの住まい方そのものを変える、新しい時代の幕開けでもあったそうです。単体で空間の主役となる Pagode Sofa には、そうした夫妻の考え方が色濃く表れています。
夫妻の他の家具ほど生前に知られることはなく、長く「知る人ぞ知る」存在だった Pagode Sofa。Audo Copenhagen による復刻によって、半世紀以上の時を経て、その美しさがあらためて見出されています。
本商品は Japan Collection(国内在庫)仕様で、ベースはウォルナット材、張り地は Hallingdal 65 200(Beige)の組み合わせです。国内在庫品は1-2週間でご用意いたします。納期6-7か月程度のデンマーク受注生産品では、オーク材などのベースや、お好みの張り地を選んで発注することができます。
Pagode Sofa
Tove & Edvard Kindt-Larsen | Audo Copenhagen
ベース:ウォルナット材
本体:張り地(ファブリック)
Denmark | 1956
サイズ
W2020 × D780 × H860 mm(座面高 SH370 mm)
納期:国内在庫品は1-2週間以内に出荷いたします。
欠品の場合は別途ご案内いたします。
お急ぎの場合は、予めお問い合わせくださいませ。
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Pagode Sofa
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